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西側 真理子 ソプラノ / Mariko Nishigawa  Soprano

しなやかな容姿、輝きと深みを兼ね備えた美声によって確かな存在感を放つソプラノである。3歳よりピアノを始め、中学3年修了まで相愛大学・付属音楽教室・本科ピアノ科にて音楽の基礎を学び、17歳で声楽へ転向。大阪音楽大学音楽学部声楽学科声楽専攻を卒業後、イタリア国立ミラノ・ヴェルディ音楽院声楽科に入学。8年間にわたりアンナ・マリア・カスティリオーニ、サラ・コルティ、ダンテ・マッツォーラの各氏の下で研鑽を積む傍ら、イタリア各地でオペラ、コンサートに出演し、豊富な実践経験を重ねた。

「若いオペラ歌手のためのコンクール」入選(伊・トリノ)、「国際ヴェルディコンクール」セミファイナリスト(伊・ブッセート)、「第三回国際ワーグナー歌唱コンクール派遣対象選考国内オーディション」入選(東京)

特にオペラにおいては、留学中より「トスカ」「ラ・ボエーム」「リゴレット」「ノルマ」等に出演し、帰国後も、「蝶々夫人」「椿姫」のタイトルロールの出演回数を重ね、2014年12月には産経新聞厚生文化事業団創立70周年記念オペラ「夕鶴」に主演。「フィガロの結婚」「魔笛」「カルメン」「マクベス」「ラ・ボエーム」「こうもり」「ヘンゼルとグレーテル」のほか、「メサイア」、モーツァルト「戴冠ミサ」、「第九」のソリストとしても活動し、リサイタルを各地で開催するなど、表現に説得力あるイタリア・オペラを中心にレパートリーの幅を広げている。

コンサートの分野でも、オペラのレパートリーを生かしてイタリア各地(ミラノ、レッコ、ペーザロ、ピアチェンツァ、他)のオペラ・コンサート、音楽祭、教会演奏会などに出演。帰国後も、京都市交響楽団(大友直人指揮)、関西フィルハーモニー管弦楽団(藤岡幸夫指揮)、大阪交響楽団(牧村邦彦指揮)、アンサンブル神戸(レオン・シュピーラー指揮)などとオペラ曲、宗教曲等で共演を重ねており、兵庫県立芸術文化センターにて筒井康隆・山下洋輔両氏との共演となるジャズ・オペレッタ「フリン伝集録」(兵庫芸術文化センター管弦楽団 山下一史指揮)関西初演公演へ出演した。また海外招聘公演として、2013年2月にはウクライナ・チェルニーゴフ・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会にソリストとして招かれチェルニーゴフ、首都キエフ2都市での公演に出演、2013年10月には韓国・順天湾国際庭園博覧会記念 韓・日芸術文化祭にてソリストとして出演した。

また東京・兵庫での阪神・淡路大震災復興支援リサイタルをはじめ、各地でのソプラノリサイタル出演、「源氏物語千年紀・特別事業 古典の祭典 ソプラノコンサート」への出演、国賓として来日されたハンガリー大統領ご夫妻歓迎コンサートへのソプラノソロ出演、新作能「伽羅沙・細川ガラシャ」、京都アスニーコンサート、裏千家センター「茶道資料館コンサート」、駐日イタリア大使館官邸、在大阪ロシア連邦総領事館にてのコンサート出演をはじめ、出身母校の神戸・甲南女子大学 芦原講堂でのリサイタル、 「大阪ガス・癒しのコンサート」、「帝国ホテルの音楽會」、阪急文化財団主催「逸翁美術館マグノリア・ベストセレクション ソプラノリサイタル」(2013年、2015年、2017年)、「中之島公会堂 朝の光のコンサート」、「姫路ミュージック・ストリート」東京・College Women’s Association of Japanへのゲストスピーカー、高野山・遍照光院でのコンサートへ出演、阪急うめだ本店・祝祭広場,及び前夜祭にて2013年より2019年にかけてイタリアフェアへオペラコンサート・ソロ出演、「せんば鎮守の杜芸術祭」(2015年、2016年)、宝塚市・正司邸での「音楽とバラのフェスティバル」、2016年「熊本・大分 救済チャリティーコンサート」、「二期会 サマーコンサート2016」、また各地の病院でのコンサートにも積極的に活動を行っており、雑誌「アエラ」にも注目のアーティストとして取り上げられた。2012年10月CD「日本歌曲 第8集」(ファウエム社)には團伊玖磨の歌曲作品が収録されている。

混声合唱団「コール・アスニー」、混声合唱団「ひびき」、女声合唱団「宝塚コール・エトワール」、混声合唱団「コール・ドマーニ」指揮者。

宝塚音楽学校講師

大阪音楽大学付属音楽院 講師。

東京二期会会員。